ファクト#13 愚かな妻に愚かな子?

keisai-tonji

Bishop:  JinKさん、最近、日本の四文字熟語の勉強をしているって、

話しました?

JinK:  えっ、そうなの?

Bishop:  そうなんですよ。2、3日に1回、めくると新しい四文字熟語

が学べるカレンダーを持っているんですよ。

JinK:  ビショップさん、勉強家だね。

Bishop:  この前、妻が、そのカレンダーを見て、怒ってましたよ。

JinK:  カレンダーを見て、怒っている?そんなこと聞いたことないよ。

Bishop:  その日の四文字熟語は、荊妻豚児(けいさいとんじ)だったんですよ。

多分、自分の妻や息子を呼ぶときの謙虚な言い方だと思うんですが。

文字通りの意味では、いばらのかんざしをしている妻と、豚の子という

ことですね。妻は、日本のそういうものの考え方が、大嫌いだと言ってました。

謙虚で礼儀正しいと思われているかも知れなけれど、そういう言い方は、

自分の家族のことを侮辱してますよね。

JinK:  そうだね。でも、そんなに気にする必要はないよ。実際、

その四文字熟語が使われるのを聞いたことはないよ。愚妻愚息、つまり、

愚かな妻と愚かな息子は聞いたことがあるけど。行き過ぎた表現に

聞こえるかもしれないけど、年配の人がそういう言い回しを使っているのは

聞いたことはあるよ。でも僕たちの世代では、使わないかな。

Bishop:  えっ、そうなんですか!愚かな妻も、愚かな息子も、両方とも

行き過ぎた表現ですよ。アメリカ人が、自分の妻や子供を愚かだと

呼ぶことは考えられませんね。

そんなことをいったら、モンスターだと思われますよ。

JinK:  はっ、はっ、言っていることはわかるよ。

でもアメリカ人は、逆の方向に振れ過ぎているよね

Bishop:  どういうことですか?

JinK:  家族のことを紹介したり、スピーチをするときに、よく、美しい妻や

素晴らしい子供たちだと話すのをよく聞くよ。日本人の視点から

見るとかなり違和感があるね。

Bishop: 自分の妻や子供たちを良く思うことは悪いことですか?

JinK: いやいや、もちろん、皆そう思っているし、まぁ、

ほとんどの人はそう思っていると思う。でも、自分の妻や子供のことを

素晴らしいと公言することは、少なくとも日本の文化では、

自慢しているように聞こえるよ。

Bishop:  なるほど。でも自分のことを言っているわけではないですよね。

自分のことを美しいとか、素晴らしいというのは、聞こえが悪いですが、

自分の妻や子供を褒めるのは、自分のことではなく、あくまで他の人の

ことですよね。それは、単に良いことで、礼儀正しいことではないんですか?

JinK: それは、自己の範囲をどう考えるかという文化の違い行き着くと思うよ。

アメリカでは、それぞれが個人。日本では、家族は、自分の延長で、自己の一部。

  名前の順番を考えてみてよ。日本語では、苗字を先に言うでしょう。

無意識かもしれないけど、家族の一員としての自分があって、個人としての自分がある。

Bishop:  なるほど、それは、合点がいきますね。私の美しい妻ということは、

ほとんど自分自身を褒めているようなものだということですね。

JinK:  その通りだよ。

Bishop:  それは、わかりましたよ。でももう一つわからないことがあって。

僕が知っている日本人の親は、子供達のことを、とてもかわいいって話しますよね。

いつも写真を見せたり、子供達のことを話したり。それは、良くないマナーだとは

思われないんですか?

JinK:  世代間で、少しギャップがあるかもね。そういうのも、世代によって、

確かに感覚が変わってきているんだよね。でも、そういうタイプの親は、

親バカだって呼ばれるよ。

Bishop:  親バカですか?なんですか?バカな親って?

JinK:  それは、文字通りの意味だね。でも、この場合は、バカは、

知的なレベルのことを言っているわけではなくて、自分の感情を抑えられない

ことを指しているね。

Bishop:   うーん、アメリカで、同じようなコンセプトはないと思いますね。

子供のことを褒めるのはとても自然なことだと思われてますからね。(笑)

JinK: 実際、アメリカのそういうところはいいと思うよ。僕も、日本で、

自分の家族のことをへりくだっていうのは好きじゃないね。子供の自尊心を

傷つけると思うし。個人的には、僕の場合、子供のことを自慢しない。

でも悪くも言わない。そういう僕でも、見ず知らずの人が大勢いる中でに、

美しい妻や子供たちのことを話すアメリカのスタイルは慣れないね。

Bishop: だとすると、僕も日本に住んでいる限りは、ほめもけなしもしないほうが

いいですね。僕も僕の愚妻、、、あっ、ごめんねハニー、

妻のことを話す時は気をつけないと。

JinK: ビショップさん!他の4文字熟語を教えてあげるよ。禍従口生。

口は、災いのもとだよ(災いに巻き込まれないように、黙ってたとほうがいいよ)

ファクト#13: 日本では、家族のことを自慢するのは、良いマナーではない。
by Bishop & JinK.
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