ファクト#8 日本式結婚式?

Japanese style wedding  出所: Wikipedia Commons

Bishop:  JinKさん、先週末、日本の結婚式に行ったんですよ。

日本語のテキストに書かれていた日本の結婚式のことが本当だと分かって、興味深かったです。

JinK:  例えば?

Bishop:  まず、最初に、新郎新婦どちらもキリスト教徒ではないのに、キリスト教の教会で

牧師が式を執り行いますね。

JinK:  そうだね。それは、結構、一般的だね。日本人のキリスト教徒は、人口の1〜2%に過ぎないけど、

7割以上の結婚式が、キリスト教式で行われているようだね。

Bishop:  なぜ、キリスト教徒でもないのに、キリスト教式でやるんですか?

JinK:  一番大きな理由は、新婦がウェディングドレスを着たいからだと思う。

特にダイアナ妃の結婚式が放映されてから、キリスト教式の結婚式が広まったみたいだね。

一生に一度の晴れ舞台、新婦は、プリンセスになりたいんだよ。

Bishop:  それは、分かりますが、信じていない牧師の前で誓うのは、変な感じがしますよね。

JinK:  そう言われるとその通りなんだけど、ウェディングドレスを着て、神道式で神社でやるのも、変だしな。

白無垢の花嫁衣装は、神社に合うし、ウェディングドレスは、教会の雰囲気に合うよね。

どちからといえば、ファッションだよね。

Bishop:  んー、面白いですね。でも、結婚式は、ファッションではなくて、宗教的な儀式ですよね。

アメリカで、キリスト教徒が、ファッション目的で、神道式の結婚式を挙げるとは考えづらいですよ。

さらに許せないのが、日本で結婚式を執り行う牧師は、英会話教師のバイトで、偽牧師が多いらしいんですよ。

バイト代も高いみたいです。それで、日本人はいいんですか?

JinK:  そう言いたい気持ちは分かるよ。でも、一般的には、日本人は、キリスト教徒でもないので、

牧師が、本物か偽物かはそんなに気にしないんじゃないかな。

現実問題として、キリスト教徒が少ないから、本物の牧師も少ないと思うよ。

Bishop:  あ、なるほど、そうなんですね...でも、日本人でよく分からないのは、新年には、神社に行き、

結婚式は、キリスト教式で挙げ、葬式は仏教のお寺でやるという点ですよ。

なぜ、日本人は、いろいろな宗教を場合によって使い分けるんですか? 日本人は、宗教に対して、

何でもありという姿勢なんですか?本当に何か、信じているんですか?

JinK:  宗教の話は、一概には語れないから、説明が難しいね。

ただ、言えるのは、日本人が必ずしも宗教に対して節操がないというのは違うと思うんだ。

Bishop:  ということは、どういうことですか?

JinK:  やはり、日本人のベースにあるのは、神道だと思う。日本は、歴史的に地震、津波、台風等自然災害が

多いところだから、自然に対する畏敬の念が強い。それに、自然は、生命の与え手と考えられていて、

人々は、その生命の与え手に、豊穣、豊作を祈ったんだよ。だから、日本人は、自然には八百万(やおろず)の

神様がいると信じている。

山の神様、田んぼの神様、トイレの神様、台所の神様、日常生活の至る所に神様が宿っている

と感じている。例えば、一粒の米の中に7人の神様がいるともいわれているよ。だからこそ、自然からの恵みを

粗末にしない、米を一粒たりとも残さないようにするというような気持ちがあるんだと思う。

もちろんそうでない日本人もいるけど。

Bishop:  それは、分かる気がします。

JinK:  神道には、キリスト教のような教義がないから、神道は、宗教というよりも日本人の

精神的な基盤みたいなものだね。その上に、仏教があって、儒教や武士道的な要素が乗っかるというのが、

日本人の精神構造の大まかな理解かな。

Bishop: んー、難しいですね。

JinK:  僕も専門家じゃないし、宗教的な話は、僕も深くは理解していないから、軽率には言えないことが多いね。

ただ、とても単純に言うと、神道は、パソコンのOSみたいなもので、日本人のベースにあるもの。

その上に、いろいろなアプリケーションあるいはミドルウェアみたいなものが乗っかっている。

死をどのように受け止めるかという仏教、日々如何に生きるべきかという指針である儒教や武士道という

イメージかな。アメリカの場合は、自由、個人主義、開拓精神というのが、OSみたいにベースとしてあって、

その上のアプリケーションは多種多様という感じ。個人的な意見だけどね。

Bishop:  なるほど。でも、やっぱり、分からないのは、なぜ、日本人は、キリスト教徒でもないのに、

牧師に誓いを立てるんでしょう?

JinK:  それは、やっぱり、誓いの言葉が、日本人の心にも響くもののがあるからだと思う。

「健やかなるときも、病めるときも、喜びのときも、悲しみのときも、富めるときも、貧しいときも、

これを愛し、これを敬い、これを慰め、これを助け、その命ある限り、真心を尽くすことを誓いますか?」

は、とても素晴らしい言葉だよね。

自分たちが良いと思うものは、大切だと思うものは、どん欲に取り入れて行くというのも、日本人的かな。

Bishop:  なるほど、ということは、日本人にとって、キリスト教は、武士道や儒教みたいなものだということですね。

目的に合っていて、かつ神道という基盤と矛盾しないときに使われるアプリケーションの一つ。

JinK:  その通りだね。日本人は、誓いの言葉を信じていないわけではないので、8百万と1の神様がいると言い換える

ことができるかもしれないね。8百万の神様とキリストの神様。

ただ、ほとんどの日本人は、神様は、神様だと思っていて、そんなに明確な区別はつけていないけどね。

Bishop:  そう言われると、僕がアメリカで結婚式を挙げるときは、神道式を取り入れたくなってきました。

紋付袴は、厳かで、格好いいですし、アメリカ人で取り入れた人も少ないですね。日本人の自然に対する感覚も

好きですし、いろいろと変わったことをやって、開拓者みたいなところが、僕のOSですからね(笑)。

JinK: 日本式をやるんだったら、僕が神主をやるのか?アメリカに神主はそんなにいないと思うし、安くしとくよ(笑)

ファクト#8 日本人の1〜2%がキリスト教徒であるが、7割以上がキリスト教式の結婚式を挙げる

by Bishop & JinK.

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